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第三回オンラインライブレポート!
オンラインライブ3回目レポート
3回目のオンラインライブのレポートを書きます。
1回目はファンの方たちが選ぶ森高千里ソングベスト10、
2回目は音楽評論家小貫信昭が選ぶ森高千里深淵の名曲、
と続きました。
本来ならこれで「全部見せました森高千里!」で充分やり切った感はあると思うのですが、私にはまだ地味であまり目立たない曲たちがたくさんいるんですね。
3回目は、なかなか出番のないそんな曲たちの中からマイフェイバレット・マイソングスを選んでみました。
ライブの定番曲を考えずに、自由に選曲出来たのは解放感があってとても楽しかったです。
ライブで歌う曲数は、1時間半〜45分くらいで披露するつもりで15〜18曲くらい選びます。
だから、まだまだたくさんある曲たちから絞り込むにはそれはそれで悩みました。
基準は、私が日常生活の中で良く鼻歌で歌う曲、つい口に出てくるメロディ、今だから歌いたい曲などあまり深く考えずに選べる曲にしました。
それが今回の選曲へのこだわりです(笑)
「今度私どこか連れていってくださいよ」は、今だから歌いたい曲ですね。
デビューの頃を思い出します。若かった。まさに若いから歌えた曲。ライブで歌うのが本当に楽しかったです。
だから今この歳になって歌ってみたいなと思いました。今も変わらずほんと楽しかったです!
「地味な女」は、良く鼻歌で歌います。この曲を改めて聴くとすごくのんびりしていた時代を感じます。
今の歌詞ならまず「コピー、お茶汲みばかり」の「コピー」なんて書かないですよね。
「データ送って」とか「転送して」とかかな。
そして、LINE、Instagramなどなど今のOLさんってスマホ片手に楽しいこといっぱいあるけど、なんだかとても忙しいなと思います。余計なお世話ですが、マッチングアプリなんて凄いですよね。
そして、51才になった今だから歌いたい曲「心頭を滅却すれば火もまた涼し」。人生の悩みや楽しさはいくつになっても考えさせられます。
タイトルと歌詞の内容は全くリンクしていませんが、「心頭を滅却」とはすごい悟りの境地だと改めて思います。
「鬼たいじ」は今歌うべき曲だと思います(笑)30年早かったですね。でも当時はバブルもあって鬼は多かったかなと思います。
「マイアニバーサリー」は歌詞に時代を感じさせる小道具が出てこないので時代を気にせずに楽しく歌えますね。天気の良い休みの日の朝なんか良く口ずさんでいます。
「照れ屋」はなんと言ったって携帯電話が主役の曲ですよ!まだショートメールも無かった頃の携帯電話を書いたと思います⁈当時最先端の持ち物でしたね。デバイスじゃなくて「物」ですよ。まだ日常に使うIT用語が少なかったのんびりとした時代を象徴する曲だなと思いました、今歌うと笑っちゃいますよね。
「ALONE」も「カメラに残ったフィルム、焼いて送ってもいいですか?」ですからね。携帯電話より前の世界ですね。私も多分10代かな?
今書けばどんな歌詞なるんだろう?でも思い出深い大好きな曲です。MVが好きです!
「雨のち晴れ」これはセルフカバーの映像が好きです。爽やかで軽快でそして曲がすごくmellowに聴こえて来ます。何度も見ました。
「忘れ物」。手帳をどこかに忘れて大慌てする歌ですが、歌詞の空気感がやっぱりのんびりしていた時代を感じさせますね。
でも曲調はロックしていてノリがいいです。だから今回ライブで歌いたいと思いました。
私の初代マネージャーさんが電話ボックスに私の給料袋と仕事のスケジュール帳を忘れて大慌てしていたのを思い出します。見つからなかったと思います。気の毒でした。
そして、ありましたね、テレフォンカード。これも当時最先端のものですよ。森高千里のテレフォンカードもたくさん作りました。
今やスマホをどこかに忘れると命を忘れて来たみたいな感じになりますよね。そんな人をたくさん見ました。
私の歌詞はスマホの無い時代に書いた歌詞がほとんどなのかな⁈
今歌詞を書くとしたらスマホがありきで書く訳ですから歌詞の中に出てくる生活のスピード、利便性やロマンが当時とは随分変わるでしょうね。
「渡良瀬橋」も公衆電話ですからね。今ならLINEするのかな、既読にならないからショックとか書くのかな。ロマンが変わりましたね。
「地味な女」「忘れ物」「照れ屋」「アローン」などはレトロ感満載の曲ですよね。
そんな曲をたくさん歌えたのも今回は楽しかったです!
「晴れ」は「雨のち晴れ」が来たらやっぱり「晴れ」ですよ。この曲は良く鼻歌で歌ってます。
「さよなら私の恋」は普通に私が好きな曲です。メロディが自然に口から出てくる曲です。
この辺りの軽い自然さがセットリストにイマイチ入ってこない理由なのかな?
「ギター」はもちろんマリアちゃんのギターソロが聴きたくて選びました。
今回のライブはバンドサウンドが中心になるので、バンドの立ち位置を私の直ぐそばにしてもらいました。2回目のライブも普段のコンサートよりもかなりバンドを近くに寄せたんですが、今回はもっと寄せました。ギターの鈴木マリアちゃんには私の直ぐ後ろに立ってギターを弾いてもらいました。
このくらいバンドが私を囲むようにそばにいると、歌っていてもライブの臨場感を肌で感じることが出来ます。ドラムのキックの音圧を感じながらライブをやるって本当に楽しくて当たり前だけどライブですね!
その感じが映像からも伝わって来ていましたよね。
そしてマリアちゃん今回は目立ちましたね。
ギターのプレイに味が出て来て、ギターの音もどんどん良くなって来ていて、その上マスク顔も可愛い!もう言うこと無いですよ!
♪「ギター」でソロを弾くマリアちゃん本当に惚れ惚れします!
♪「ギター」またライブでやりたいですね!
終盤は、やっぱり盛り上がってもらいたかったので、「夜の煙突」「ハエ男」「あなたは人気者」と続けました。盛り上がりましたよね!
会場のファンのみなさんは声援無しはキツかったと思いますが、熱気は充分伝わって来ました!両手を上げてのクラップがとても嬉しかったです!!
そして、
最後に「今日から」
今歌いたい曲です。
早く元の生活を取り戻したいです。
3回目のオンラインライブを見てみなさんにもいろんな感想はあると思いますが、私はすごく楽しかったですし、すごく充実感がありました。
このセットリストでのライブまたやりたいです。
さて、今回もカバー曲を披露しました。
capsuleの「more more more」
数年前にcapsuleのライブを見に行き、とてもカッコ良くてかなり刺激を受けました。
いつかライブでcapsuleのカバーをやりたいと思っていましたが、前回のオンラインライブでの2曲のカバーが刺激になって次のライブでは絶対にcapsuleを歌おうと思ったのです。
でも、capsuleの曲って歌うのが凄く難しくて選曲に悩みました。
そんな時、capsuleのボーカルの「こしじまとしこ」さんから、ひょんなことで『千里さんには「more more more」が合うと思うよ』とアドバイスをもらうことが出来ました。
とても難しい曲だったのですが、こしじまさんのお薦めもあるし、思い切って挑戦してみることにしました。
結果はとても良かったと思っています。
こしじまさん、アドバイスありがとうございます!!
私の「私が歌うcapsule」のイメージになりました。
私の声にエフェクトをかけていると思って聴いている方が多いと思いますが、あの声は何もエフェクトをかけていない私の地声です。
驚いたでしょう!
私の声って今のコンピュータ時代に聴くとデジタル声しているとよく言われます。
「百見顔」を作ってくれた世界的なクラブDJの寺田創一さんもそこを強調されていました。
だから私の声はcapsuleの曲に違和感なく合うんじゃないかなと思っていました。
こしじまさん、いかがでしたか?
衣装も合っていたかなと思います。
いつかライブの中で「カバーコーナー」を設けて思いっきりカバー曲を歌いたいなと思う今日このごろです。
本当に早くライブがやりたいですね!
みなさんと一日も早くお会い出来ることを首を長くして待っています!!
森高千里